足の臭いに配慮

比較的自分でも確認しやすい足の臭いですが、時折信じられない
臭いの持ち主に遭遇します。
なぜ足が臭い人とそうでない人が存在するのでしょうか。

先天的な体質以外の要素で言えば、まず足の臭いに対する
意識の有無が重要なポイントです。

足は臭いを発しやすいものだという意識のある人間は、
足指や履き物の洗浄、市販のデオドラント商品を利用します。
もし臭いが発生してしまっても、早急な処置を行おうとします。

他人に気付かれる前になんとかしようという心理が働き、
周囲に臭いが広がる前に食いとめられるのです。

それに対して足が臭い人間はどうでしょうか。

まず自らの足の臭いに無頓着である人がほとんどです。
彼らはもし臭いを自覚しても、それを日常の一部として認識し、
何かショッキングな出来事が起こるまでそれを改めようとはしません。

例えば恋人に指摘されたり、職場で注意されてみて、初めて行動を起こすのです。
靴を脱がなければ周囲にはばれていないという意識の持ち主も多く存在するでしょう。

人間をはじめ多くの動物は、本能的に自分の体臭を嗅ぐと落ち着くという
本能を持っています。しかしそれは同時に、自分以外の体臭が不快であることの理由でもあります。

足の臭いに配慮するということは、単に自分がどう思われるかを気にするだけでなく、
人口密度の高い日本社会で円滑な共同生活を送るために必要なエチケットなのです。

他人の足の臭いが迷惑だと感じた出来事が一度でもあれば、
すぐに自分の足の臭いを確認し、対策を講じるべきです。